Hey!Say!JUMP中島裕翔(29)が17日、都内で行われた主演映画「#マンホール」(熊切和嘉監督、2月10日公開)完成披露試写会に登壇し、マンホールでの撮影を振り返った。

マンホールに落ちる男を演じるため、1人、マンホールに入って演じた撮影を振り返り「マンホールに入るの、僕1人…1人だけ? そのプレッシャーと、台本を再現するのは難義だと思った」と生々しく語った。

中島にとって今作は、17年「僕らのごはんは明日で待ってる」以来6年ぶりの主演映画だ。劇中で、不動産会社営業部で営業成績ナンバーワンの川村俊介を演じた。社長令嬢との結婚式前夜に東京・渋谷で開かれたサプライズパーティーで酔い、帰り道で不覚にもマンホールに落ちてしまい、深夜に穴の底で目覚めると足を負傷。身動きが取れず、警察に連絡しても、まともに取り合ってもらえないという役どころだ。

落ちるマンホールは、幅1・5メートル、高さ8メートルという設定だった。中島は「想像以上に狭い…ずっと体育座り。1シチュエーションなので。人生で、こんな経験は初めて。子どもの時より、どろんこ、血だらけになった」と振り返った。熊切監督は「(中島が演じた主人公は)狭くてケガしている設定で(展開が)単調になる。どう起伏を作るか、いつもより考えて撮った。制約のある中で、どれだけむちゃが出来るかに挑戦した」と撮影を振り返った。

中島は、もしマンホールに落ちたら? と聞かれると「現実的にはチーフマネジャーに『落ちちゃって』と説明します。それが一通り済んだら、メンバーに…誰か助けてくれると信じています」。さらに「ずる賢いんですけど、全員が見えるところに一斉送信しようかと。早いので。最初はスタンプを押して『ウソだっ』『ギョッ』とか、ちゃかしてくると思う。もしかしたら最初は取り合ってくれないかも知れない。(自分は)イラッとして返すと思う」と笑った。客席のファンにも、「絶対、助けに来てくれますよね?」と呼びかけると2、3テンポ、遅れて拍手が起きた。中島は「何で? そこ、すぐに拍手しないと」と苦笑した。

また今作は、世界3大映画祭の1つ、ベルリン映画祭(ドイツ)のベルリナー・スペシャル部門に正式招待される。中島は「ベルリン…まさかですよ。そんな晴れ舞台に行けると思わなかった。行くからには面白いジャンル、映画が日本にあるんだよと、届けたい。ビール、飲みたいのとせっかくなので英語で答えられる瞬間があれば」と期待した。熊切監督は「ベルリンって何となく気むずかしいイメージが合ったので、どういう反応が来るか楽しみ」と笑みを浮かべた。

完成披露試写会には奈緒(27)も登壇した。