NHKは20日、2023年度の前期連続テレビ小説、第108作の「らんまん」(4月3日スタート、全130回)の新たな出演メンバーを発表した。

同作は108作目の朝ドラで、土佐生まれの植物学者の牧野富太郎をモデルにした物語。神木隆之介が主演し、浜辺美波(妻の槙野寿恵子)がヒロインを演じる。

この日は、神木隆之介が演じる主人公・槙野万太郎が高知から上京してめぐり会い、新たな刺激をうける人たち、「東京編」の出演者が決まった。

寿恵子の母で元柳橋の有名芸者、今は根津で和菓子屋「白梅堂」を営む西村まつ(にしむら・まつ)役には牧瀬里穂(51)が決まった。

牧瀬は「まつは売れっ子芸者からお妾(めかけ)さんになり、旦那さまを亡くしてしまいますが、芸者だった頃に培った生き抜く力、自分の力で幸せになることを考え、娘を一人で育てる力強い女性だと思います」と役柄についてコメント。

「朝ドラに出演させていただくのは2回目となりますが、東京制作は初めてなのでとても楽しみにしていました。現場では楽しく、おすえちゃんと万太郎さんを見守りたいと思います」と主演を盛り立てる考えを語った。

「初めて出演した『まんぷく』のしのぶ役は元宝塚スターだったという過去の設定がとても嬉(うれ)しかったことを覚えています。関西弁のセリフには苦労しましたが、旦那さん役の加藤雅也さんがとても朗らかな方でしたので、大変助けられました。寿恵子と万太郎さんの出会いや純粋な2人がどのように成長していくのか、母という立場で見守れることがとても嬉しくもあり楽しみであります」と語った。