ビートたけし(76)主催の若手お笑いコンテスト「ビートたけし杯 お笑い日本一」が8日、東京・浅草の東洋館で行われ、たけしのほか審査員の放送作家高田文夫氏(74)、お笑いコンビのナイツが出席した。

本選では結成20年未満の若手コンビ8組が賞金最大30万円を目指し漫才やコントで腕を競い、ハンジロウが優勝。最大賞金の30万を獲得した。表彰式でたけしは「デカくてデブって笑いのセンスあるんだな。ネタが新鮮で、後半部分がうまくいっていると思ったのと、違うネタも見てみたいと感じた」と祝福した。

総評では「うまいんだよ、みんな」と切り出し「若手だと言っても、ベテランの感じがする余裕もあって、笑い待ちしたりして腹立たしい」と冗談も交えた。今回の順位には「あえて1番をつける時にどうしようと思った」といいつつ「今日は大体みんな意見が一致した」と説明。

今大会は3年ぶりの有観客開催となり「お客さんの反応を見ていると優劣なくウケていたので、去年までのあいつらとは全然違う。今年もウケなかったら辞めようと思っていた」と爆笑させた。

たけしは最後に「どうもお笑いは関西に押されていて、関東勢の良さがなくなっているので、みんなパワーを持ってやって欲しい。来年もやるのでよろしくお願いします」とエールを送った。

同コンテストは「第5回 江戸まち たいとう芸楽祭」の企画として行われ、たけしと高田氏、ナイツが審査員を務めた。本選には、オッパショ石、センチネル、TCクラクション、ハンジロウ、ポンループ、まんじゅう大帝国、や団、ヤーレンズが参加した。