シンガー・ソングライター秦基博(42)が8日、都内で映画「イカロス 片羽の街」舞台あいさつに登壇し、“初フライング”を夢見た。

同映画は自身の新曲「イカロス」にインスピレーションを受けて制作された3本の短編映画を束ねた作品。「『イカロス』という楽曲、1つの世界からこれだけ違う作品が出るのは驚きました。自分の曲を起点に物語がうまれるのは刺激的でした」と映画を振り返った。

映画のタイトルにちなみ、司会者からの「羽があったらやりたいことは?」という問いに、「リアルピーターパン」と書いたフリップを披露した。「ライブとかの演出でやってみたいんですよ。だいたいステージの真ん中でマイクスタンドだけでやっているので」と説明。ライブ中にワイヤで吊らされながらのパフォーマンスを希望した。

この日は3本の短編映画に出演した小川未祐、菊地姫奈、菅生新樹、和田庵も登壇した。「曲って作って終わりじゃなくて、聞いてもらって同じ空間で感じてもらうことで本質を知るところがある。世界の広がりとか創作が呼ぶ情景とかに触れていただけたらうれしいです」と呼びかけた。