俳優の前田吟(78)が14日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金午後1時)に出演し、妻の死や昨年の電撃再婚について語った。

一昨年、妻・椙子さんが十数年の闘病の末に他界。「冠動脈の近所にがんが出来て。もって3カ月ではないかと(言われて)びっくりなんてもんじゃなかった」と当時を明かした。

その後、延命を望まない患者のためのホスピスに移ったといい「亡くなる4日間くらいはそばにいられたので、寸前まで「生きている悔いはないか?」と聞いたら『感謝です、家族や孫にもありがとうと言って下さい』と言われたので救いでした」。

そして昨年6月、4歳下の幸子さんと再婚した。昨年1月に、気晴らしで行ったスナックで歌っている、幸子さんに一目ぼれしたという。「僕の女房と同じ磐城出身だし、5人兄弟でひとりだけ女性というのも同じで運命的に感じて。お店の方に電話番号を聞いた」と明かした。

初デートは東京・渋谷駅のハチ公前で待ち合わせ、山手線を1周してお互いのことを語り合った。「池袋過ぎるまでは全然しゃべれなかったですけどね」と照れながら振り返った。

幸子さんは歌手の箱崎晋一郎さんと結婚し、「箱崎幸子」名義で歌手活動もしていたが、夫と死別し、前田とは再婚者同士。「とにかく籍をきちっとしないと私たちは会えないと家族に言われて、女房に『ごめんね』と行って、結婚しました」と笑顔で話した。

熟年結婚生活に「大変うまくいっている」と満足げな様子。「コロナで仕事が忙しくないので、日常生活が大切なので、近所に買い物に行ったりしている」と話した。