大河ドラマ「どうする家康」に出演中の俳優大森南朋(50)が、20日放送のNHK「ファミリーヒストリー」に出演し、役者一家の家庭で受けた影響について語った。

両親は、俳優麿赤児(79)と母の桃枝さん。麿は文化人の集まることで知られた新宿の喫茶「風月堂」で、「ダダ」の愛称で有名だった常連の桃枝さんと出会った。番組では、個性派俳優の麿が演技にのめり込んでけいこ場に泊まり込むことも多かったことや、桃枝さんが新宿で「ダダ」というバーを経営しながら、大森と、その兄で映画監督の大森立嗣氏を育てたエピソードなどが紹介された。

立嗣氏は「父親の役割は僕たちから見るとしてないような感じ」と証言。一方、桃枝さんについて「近所の不良みたいな子たちに寛容だったね、うちの母親は。そういう子たちとは普通、付き合うなと言うんですけど、『そういう子たちをむしろ呼びなさいよ』みたいな、そういう感じありました」と紹介し、「オヤジもおふくろも、いわゆる常識みたいなものとか、善悪とか、そういうものでモノを見ないというところが、南朋にも影響あるんじゃないかなと思います」と弟について語った。

父の麿もVTR出演。高校時代にバンドに熱中し、卒業後も定職につかなかった大森について「フラフラしているから、南朋の場合はね『ちょっとうち来い』と言って、役者になる気あるか、って言って『いいよ~』とか、ありましたね」と回想すると、MCの今田耕司は「お父さんのスカウトなんだ」と驚いた。

大森が主演し注目された「ハゲタカ」シリーズの大友啓史監督は「えたいのしれない感じなんだよね、大森さんの面白さって」と指摘。「いろんなものとか、社会のルールとか、いろんな決め事に交じらない感じ。あんまりいないタイプだなって感じ。唯一無二」と称賛した。

番組前半の家系の歴史から自身の話題に移った大森は「自分のターンになって急に恥ずかしいですね」と苦笑い。それでも「大友さんと出会った頃は、30代前半でピリピリしていて、自分が何物でもない俳優だったとき、違う角度で自分の角度を、って思っていて…父親と母親の影響って、あるんでしょうね」と、認めた。