昨年11月に61歳で亡くなった俳優渡辺徹さんの「お別れの会」が28日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。女優渡辺えり(68)は「皆さんとどういうお付き合いをして、お友達を大切にして愛してきたか、というのが分かる。素晴らしい会でした」と話した。

コロナ禍で何度も中止となった飲み会の幹事を、渡辺が務めていたという。すでに会費も20人以上から徴収済みだといい「出演者みんなで飲もうという約束をして、私が幹事でみんなから集めていたんですね。他のメンバーはタダみたいにして。どうしようかな、という風に今考えています」と明かし「その時に渡辺徹さんもいらっしゃいますかね。でも本当に亡くなったって感じがしないんで」と目に涙をためながら語った。

亡くなる1週間にLINEが開通したといい「LINEの申請がきまして、LINEがつながったばっかりだったんですね。今まではメールでやりとりして。芝居の感想とかを。本当に演劇青年ですから、渡辺徹さんは。感想とか。私が舞台を作った作品を見に来てくださった時も素晴らしい感想をいただいて。演劇を始めた頃思い出したとか、本当に励ましてくれるようなメールをくださっている方だったんですが」と語った。