フジテレビ永島優美アナウンサー(31)が31日、同局系朝の情報番組「めざまし8」(月~金曜午前8時)に生出演し、番組卒業を迎えた。

エンディングでの卒業のあいさつは涙が止まらなかった。「あらためまして、みなさんおはようございます」と言うと天を仰いだ。「ごあいさつさせていただくのも、今日が最後となりました。およそ9年間、この『おはようございます』とともに皆さまの大切な朝の時間にお邪魔させていただき、本当にありがとうございました。目覚めのいい朝、ちょっと憂鬱(ゆううつ)な朝、寒くてなかなか布団から出られない朝だったり、バタバタして急いで出なきゃっていういろいろな朝があると思います。そんな中少しでも、気持ちのいい朝を迎えていただけるよう、試行錯誤をしながら走ってきた9年間でした」と語った。

「9年間もフジテレビの朝の番組をさせていただけるなんて、想像もしていなくて。それも視聴者のみなさまが温かく受け入れてくださって。今、笑ってくださって」と言って「ごめんなさい、いろんなやらかしもやってしまいましたけど」。さらに「それも笑ってくださったおかげで、その1つ1つの優しさのおかげで、今日という日を迎えられたと心から感じております」と続けた。

「皆さんに朝のごあいさつをさせていただくのは今日が節目となるんですけど」と言い、4月からの後任となる月~木曜のMCを務める小室瑛莉子アナ(24)を紹介。「笑顔がトレードマークの後輩です。小室アナウンサーがとびきり明るい『おはようございます』をみなさまにお届けしてくれると思いますので、どうぞよろしくお願いします」。

最後は「今後も変わらず、自分らしく何事も楽しみながら、日々の皆さまへの感謝の気持ちをお返しできるように、精進して参りたいと思います。引き続きよろしくお願いします。本当にありがとうございました」と締めくくった。拍手が鳴りやまない中、MC谷原章介(50)から花束を受け取り、最後はクラッカーで華々しく番組卒業を果たした。

14年入社の永島アナは、同9月から「めざましテレビ」の情報キャスターに就任し、16年4月にはMC昇格。21年3月末スタートの「めざまし8」でもMCを務めており、9年間「フジの朝の顔」を務めてきた。1月24日の出演で「このたび、3月31日の放送をもちまして、『めざまし8』を卒業することになりました。皆さまの朝にお邪魔して、そして温かく受け入れてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。あと2カ月あまり、皆さまに少しでも、気持ちのいい朝をお届けできますように、全力の『おはようございます』のごあいさつをさせていただきたいと思います」とあいさつしていた。

4月3日から月~木曜のMCは小室アナ、同7日からの金曜MCはタレントでモデルのトラウデン直美(23)と岸本理沙アナ(23)が務める。永島アナの4月以降の番組出演は後日発表される予定。

◆永島優美(ながしま・ゆうみ)1991年(平3)11月23日、神戸市生まれ。10年、関学大社会学部に入学。同年神戸市観光親善大使。在学中の12年10月~13年3月、朝日放送「おはよう朝日土曜日です」のリポーターをへて、14年に入社。現在は「めざまし8」「ジャンクSPORTS」を担当。21年3月にはフジテレビ情報制作局の1歳年上男性との結婚を発表。夫の実妹はプロ野球DeNA佐野恵太外野手の夫人で、永島と佐野は義理の姉弟となる。父は元サッカー日本代表FWで、解説者の永島昭浩氏(58)。160センチ。血液型A。