7人組アイドルグループの#ババババンビが8日、都内で、「馬鹿騒ぎ天下布武~4大都市ツアー~」ツアーファイナルを開催し、メジャーデビューすることを発表した。

愛知、大阪、福岡、東京の4都市で展開されたツアーのファイナル公演を、キャリア最大規模となるTOKYO DOME CITY HALLで開催した。4月下旬公開の映画「放課後アングラーライフ」の主題歌「ミカンセイ」、新曲「おっとっと!」や「キスしてほしい」など24曲を披露した。

メジャーデビューのサプライズ発表は、メンバーがレコーディングスタジアに移動する映像から始まった。スタジオに到着すると、メンバー全員で「キングレコードからメジャーデビューすることが決まりました」と発表。うれしさのあまり、感極まるメンバーの映像なども流れた。その後のMCでも多くのメンバーが涙を流す中、岸みゆ(22)は「3月27日は3周年でした。その節目の日にキングレコードさんをお伺いして契約のあいさつをしました。23年、24年は#ババババンビにとって勝負の年です。この3年間ここにいるみんながいたからこそ、ここに立てています。これからも変わらない#ババババンビで、皆が誇れる#ババババンビになれるように成長していきます」と力強く語った。

20年1月にゼロイチファミリアが手がける初のアイドルグループとして誕生した。グループ名「#ババババンビ」は「馬」と「鹿」を合わせた造語で「今の日本、イヤなことやムズカしいこともたくさんあるけれど、この瞬間だけは“馬鹿”みたいに楽しくいきたい!!」が由来だ。

コロナ禍でのデビューだったため、20年3月に予定していたデビューライブは感染拡大の影響で中止に。4カ月間の活動自粛期間をへて、同年7月に無観客配信ライブを開催し、ここまで走り続けた。岸は「初めてのライブは配信でしたけど、今はこうしてたくさんの人が目の前にいて幸せです」としみじみと話した。

今ツアーからグループ初となる、ファンの声出しが解禁となった。岸がライブ冒頭MCで「今日はなんとなんと、結成3周年の大事なワンマンライブです」とあいさつすると、ファンから大歓声で祝われた。近藤沙瑛子(25)は、ファンとのコール&レスポンスを希望。「日本一の馬鹿騒ぎアイドルはバババ、と言うので『バンビ~』と言ってください」と呼びかけ、ステージ上からファンとの交流を楽しんだ。

デビュー以降、地方創生をコンセプトに掲げて、精力的に全国ツアーや自治体、企業とのコラボを行うなどしてきた。SNSでの総フォロワー数は230万人超えで、昨年実施の「TIFアイドル総選挙2022」で初代王者に輝いた。勢いそのままにメジャーデビューが決まった#ババババンビが、さらに華麗に全国を跳び回る。