秋元康氏が総合プロデュースする新たなアイドルグループ創造プロジェクト「IDOL3.0 PROJECT(読み:アイドルサンテンゼロプロジェクト)」が“全員選抜制”になることが9日、分かった。オーディションで合格したメンバー全員で楽曲を歌唱する。

今月4日からメンバー募集をスタートした。関係者によると、グループの人数は決まっていないが、加入後はメンバー内で表題曲を歌うメンバーを選抜制などで決めることはなく、合格して採用されたメンバーは全員で歌唱するという。

同プロジェクトは、暗号資産取引所「コインブック」などで扱っている株式会社オーバースが発行する暗号資産「Nippon Idol Token(NIDT)」による資金調達で実施する。今後「NIDT」保有者には一部プロデュースへの参加や限定イベントへの招待、NFT(非代替性トークン)の付与などの特典を予定しており、スターの育成に関わることができる。

関係者によると、今回のオーディションでは「NIDT」を保有するファンがメンバーの合否を決めるという。“全員選抜制”のため、「NIDT」を保有するファンは実質、歌唱メンバーを決めることになる。

今後5月7日までメンバーの募集が行われ、複数段階のオーディションを経て100人を選出。8月1日から合宿などの最終審査を行い、今秋のデビューを予定しているという。

同グループは、コンサートや握手会などの“リアル”な場での活動と、メタバース空間やそのほかオンライン上などの“バーチャル”な活動の両軸で展開。リアルとバーチャルを行き来する新アイドルとなる見込み。キングレコードをはじめ、過去にAKB48、乃木坂46などに携わったスタッフが運営を手がけていく。