Amazonプライムビデオで21日午前0時から順次、世界配信がスタートする、令和版「風雲!たけし城」ワールドプレミアが20日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで開かれた。

TBS系で1986年(昭61)5月から89年4月まで放送された「痛快なりゆき番組 風雲!たけし城」の令和版。「風雲!たけし城」以来、34年ぶりに伝説の“殿”として復活した、ビートたけし(76)は、この日は会場に姿を見せなかった。たけし城の家老を務めたバナナマン設楽統(49)は、たけしが本編の中で「(オリジナル版の放送から)34年たっていますから、AIで殿が登場したり、実際に登場したり」と振り返った。

なすなかにし那須晃行(42)と中西茂樹(45)から「殿の様子は?」と、昨夏の撮影での、たけしの様子を聞かれると、設楽は「たけしさんは、過去にも共演経験はあるんですけど、たけし城の殿として出会うと、膝がガクガクするような」と、独特の緊張感が湧いたと振り返った。そして「一緒に収録させていただき、ものすごいスピードの爆笑トークをしながら、その間、言えることと言ったら『殿』としか言えない感じ。すごかった、迫力が」と語った。その上で、たけしが撮影中に「昔を思い出して『これが、たけし城だよな』と言っていた」と明かした。

挑戦者を全力で応援する攻撃隊長として、オリジナル版から34年の時を経て続投した谷隼人(76)と、令和版の新・攻撃隊長の声優・木村昴(32)も、配信開始を喜んだ。木村は、初代の放送時には生まれていなかったが「伝説の番組として、リメークも流れていた。僕はドイツで生まれて、育っていますから…そのドイツでも人気がある。世代ではないんですけど、僕でも知っている。新しい世代で関われることがうれしい。谷隊長と一緒で興奮しました」と撮影を振り返り、興奮冷めやらぬ様子だった。木村の言葉を裏付けるように、海外からもメディアが取材に駆けつけるなど、世界配信の期待の高さをうかがわせた。

この日は会場に、代表的なゲーム「竜神池」が設置され、狩野英孝(41)ハリウッドザコシショウ(49)と、ちぃたん☆が挑戦したが全員、撃沈した。