6日に迫ったチャールズ英国王の戴冠式を前に3日午前、英ロンドンのウェストミンスター寺院でリハーサルが行われ、ウィリアム皇太子(40)とキャサリン皇太子妃(41)夫妻が3人の子どもたちと参加したことが確認された。

米ピープル誌などによると、ジョージ王子(9)シャーロット王女(8)ルイ王子(5)は、両親と共に戴冠式が行われるウェストミンスター寺院に姿を見せたところがキャッチされたという。シャーロット王女は前日2日に誕生日を迎えたばかり。目撃者によると、キャサリン皇太子妃はリラックスした様子で幸せそうに見えたという。

一家は国王とカミラ王妃、アン王女らと共にリハーサルに臨んだといい、ウィリアム皇太子と一緒に車の後部席に座って寺院に到着したジョージ王子の写真も掲載している。

皇太子は戴冠式で、王冠を授かった国王の前にひざまずいて忠誠を誓う「忠誠の誓い」という特別な役割を担うことが発表されている。また、王位継承順位2位のジョージ王子も、祖父である国王の付添人「ページ・オブ・オナー」の一人を務めることになっている。戴冠式後のパレードでは、シャーロット王女とルイ王子も両親と共に馬車に乗ってバッキンガム宮殿まで行進する予定だ。

皇太子一家が重要な役割を担う一方、単身で米カルフォルニア州から帰国して出席する弟ヘンリー王子が、特別な役割を行うことはないと伝えられている。

同日未明には、ロンドン市内でパレードのリハーサルも行われ、当日実際に使われる馬車「ゴールド・ステート・コーチ」も姿を現していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)