ももいろクローバーZが17日、東京・代々木第一体育館で15周年記念ライブを行った。

この日でちょうど15周年を迎え、メジャーデビュー曲「行くぜっ!怪盗少女-ZZver.-」など全23曲を披露した。単独ライブでは約3年ぶりに声出しも解禁。アンコールではメンバーが作詞、タイトルを手がけた初パフォーマンスの新曲「ヒカリミチ」、記念ソング「いちごいちえ」、最後は結成日の08年5月17日に行った初イベントで披露した「あの空へ向かって」を熱唱し、ファンへ感謝を伝えた。

メンバーは公演前に取材に応じ、リーダーの百田夏菜子(28)は「最初は15年間続くとは全然思い浮かべていなかったです。その時、その時を大事に過ごしてきたら15年たって、今があります。自分たちでもびっくりしていますね」と話した。

佐々木彩夏(26)も「15年間やってこれてうれしいですし、私たち以上にファンの方が喜んでくださっているのがうれしいなと思います」と笑顔をみせた。

昨年、プロ野球日本ハム宇佐見真吾捕手と結婚した高城れに(29)は報道陣から「頑張ってますよね」と声をかけられ「ありがとうございます」と笑顔。「結婚しても、子どもを産んでも続けられるグループでいようね、とは言っていたけど、はっきりした数字を掲げていなかったので。すごくうれしいです」と話し、玉井詩織(27)も「結婚したメンバーがいてもライブ活動を続けられているのは15年やってきたからこそなのでうれしいです」と語った。

ライブは16日から2日間の日程で行っており、計約2万1000人を動員。終盤にはグループとコラボレーション企画を行う企業や団体などを募集する記念プロジェクト「NO RULE PARTNERSHIP」の実施なども発表した。商品開発、コラボソング制作、イベント出演、芋掘りなど“ノールール”で年内いっぱいを期限に企画を募集するという。【松尾幸之介】