NHKは23日、吉高由里子主演の24年大河ドラマ「光る君へ」の公式ツイッターで第4次出演者発表を行い、藤原定子(ふじわらのさだこ)を高畑充希(31)が演じると明らかにした。

定子は藤原道隆の長女。父親の期待を一身に負い、一条天皇に入内(じゅだい)する。清少納言らが集う才気あふれたサロンを作るが、やがて悲運に見舞われる。

高畑は役柄について「華やか、知的、愛され気質。藤原定子、という女性を調べれば調べるほど、プレッシャーが私の肩に重くのしかかってきています(笑い)。でも、それと同時に、調べれば調べるほど、彼女に魅了されている自分も居ます」。ファーストサマーウイカ演じる清少納言とのやりとりも楽しみといい、「いま偶然違う作品でご一緒出来ているウイカさんと、今から密に関係性を作っていけたら」と話す。

大河は14年「軍師官兵衛」に出演し、「岡田(准一)さん、中谷(美紀)さんはじめとする先輩方にとても優しくしていただいた思い出があります。和気あいあいとした現場とは打って変わって、画面の中には重厚で緊張感のある空間が広がっていました」と回想。戦国時代から一転、本作は華やかな平安が舞台となり「どんな空気の現場になるのだろう、と少し緊張していますが、友人でもある座長の吉高さんにしっかりついてゆきたいと思います」とコメントした。

「光る君へ」は63作目の大河ドラマで、脚本を大石静氏が手がける。女性に学問は不要とされていた平安時代、才能と努力で世界最古の女性文学といわれる恋愛長編「源氏物語」を書き上げた紫式部/まひろ(吉高)の物語。柄本佑演じる藤原道長との愛憎も重要な要素として描かれる。