ホラー映画界の巨匠・清水崇監督の代表作「呪怨」が、体感型ライブショーとして上演されることが30日、明らかとなり小松準弥(29)大場美奈(31)あべこうじ(48)原幹恵(35)いしだ壱成(48)らが出演する。

「呪怨」シリーズは、「呪怨」「呪怨2」のビデオ版に始まり、劇場版、ゲーム、ドラマなどメディアミックス展開されてきた。今回のライブショー「呪怨THE LIVE」(8月12~20日、東京・こくみん共済coopホール/スペース・ゼロ)では、00年の「呪怨」「呪怨2」のストーリーをベースに、脚本はフジテレビ「ほんとにあった怖い話」などの穂科エミ氏、演出は田邊俊喜氏が務め、恐怖監修として、お化け屋敷プロデューサーの五味弘文氏が作品に参加する。

小学校教師の小林俊介役を演じる小松は「きっと誰もが知っているジャパニーズホラー『呪怨』が目の前で繰り広げられます。一体どれだけの方を震え上がらせる空間になるのだろうかととても楽しみであり、また『呪怨』に携わらせていただけること、大変光栄です」。妊娠中の妻・真奈美役を演じる大場は「ホラーとリアルショー、どんなものになるのか。私たちも皆さんに夏の一大ホラーイベントをお届けできるように努めます。ぜひ劇場で体感してください」とコメントした。

また不動産屋・鈴木達也の妹で、強い霊感を持つ鈴木響子役を演じる原は「高校生の時に友人たちと『呪怨シリーズ』を見てから怖くてしばらく電気を消して寝られなかったのを今でも覚えています。霊や怨念など目に見えない恐怖ほど恐ろしいものはありません。今年の夏、皆さんに最高の恐怖をお届けできるように尽力いたします」。「呪怨」を呼び覚ました猟奇殺人犯・佐伯剛雄役を演じるいしだも「人の念というのは怖いものです。この夏はそんなストーリーに身を任せて観客の皆様におじけをお届けできたらと切に思っております」と話している。

清水監督 生の舞台で拙作「呪怨」!! 正気の沙汰か!? 十数年前、LAでサム・ライミ監督に「『死霊のはらわた』を舞台で!?正気か!?」と問いただしたことを思い出し……これって…光栄なことなのか? 実は…舞台演劇で芝居の基礎を学んだ僕としては恐怖に近い不安も拭えず…が、偶然、顔見知りのキャストも数人いるようで期待も膨らみます。

さんざん亜流の“名ばかり「呪怨」”が出回ってしまってますが…。今回はきちんと事前にご相談いただいたし、生みの親として、一観客として、不安“恐怖”は胸の奥へ押し込んで、楽しみにさせていただきます。

脚本・演出、スタッフの方々…皆様、くれぐれも…くれぐれも…どうぞよろしくお願いいたします!