岡田准一(42)が30日、公開中の主演映画「最後まで行く」(藤井道人監督)のロケ地である名古屋と岐阜で、舞台あいさつに出席した。共演の綾野剛(41)と藤井監督とともに、名古屋・ミッドランドスクエアシネマとモレラ岐阜を訪れた。

名古屋で登壇した岡田は「今日こうして直接ごあいさつできることをうれしく思っています。先ほどみんなと一緒にひつまぶしを食べてきて、元気いっぱいです。撮影のことを思い出して、地元に帰ってきた感じもあります」と喜んだ。同作は全編東海ロケで、クランクインから5日間雨のシーンを撮影したという。「1月の深夜5日間、朝までずぶぬれで大変でした。普段撮影時、中にインナーを着ないんですけど、たくさん着込みました。最後のお墓のシーンは、山の知識をフル活用して、世界の登山家のトップが着ているものを着ました」と明かした。

綾野の地元でもある岐阜で、岡田は「みなさんのお声もあり、また綾野さんの地元ということで、綾野さんに連れてきていただきました。岐阜のみなさんと本作のことを話せることをとても幸せに思います」とあいさつ。綾野は「岡田准一さんと藤井道人監督を岐阜にお招きいただきました。とても感激しております。」と感慨深げだった。

同作のキャンペーンで岡田と綾野に来てほしい場所を募集したところ、名古屋と岐阜が選ばれたという。岡田は「(綾野の)地元ですからね。実家にも連れて行ってくれるって言ってくれました」と笑顔で明かし、綾野も「どこまでも行きたいですね」とノリノリで応えていた。

同作は14年に韓国で公開され、観客345万人を動員した大ヒット映画のリメーク。危篤の母のもとへ向かうため車を飛ばしていた刑事の工藤(岡田)が、1人の男をはねて死なせてしまう。さまざまな手を使ってごまかそうとするが、綾野演じる県警本部の監察官、矢崎から追われることに。年の瀬の4日間、96時間の逃走劇を描く。