Sexy Zone松島聡(25)が新たな“Chapter”に入った。キャリアと年齢を重ね、新境地の役どころも任されはじめている。一方で昨年末でマリウス葉さん(23)が卒業したグループでは最年少と、まだまだ若い。アイドルとしても俳優としても可能性を秘めている。

昨年上演の「こどもの一生」では、突発性難聴による活動休止のため降板したHey!Say!JUMP八乙女光(32)の代役を務め、舞台単独初主演も果たした。今年4月期はテレビ朝日系連続ドラマ「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」(土曜午後11時)に出演。TELASAで配信のスピンオフ「佑どののジブン探し」では主演も任された。

いわゆる「外仕事」も徐々に増えてきた。「最近お芝居の現場が増えて外部の方と接する機会が多くなったことで、自分自身がどう見えているかとかも考えるようになって、少しずつ自立できているのかな」と自己分析した。「今まではグループが絶対で、今もそれは変わらないです」としつつ、「外の仕事でグループに貢献する、という段階にはなかなかいけなかったと思う。何か1つでもグループに持って帰って来られるようなものを、外部の現場で作ることができたらいいなと思っています」と話した。

7月期には、なにわ男子大西流星(21)の日本テレビ主演ドラマ「紅さすライフ」に出演する。主人公北條雅人(大西)の兄、北條一馬を演じる。大手化粧品会社で働く29歳の御曹司という役どころだ。「後輩と芝居をさせていただくという現場は新鮮です。しかも兄役。グループでも、リアルでも末っ子なので」と新境地に臨む。

最新アルバム「Chapter2」をリリースしたSexy Zoneの中でも、まさに新章に突入している存在だ。11年11月のデビューから12年目でも、まだ25歳。20年にデビューしたSnow ManやSixTONESの大半のメンバーより年下で、18年にデビューしたKing&Prince永瀬廉(24)高橋海人(24)ともほぼ同世代だ。伸びしろは大きい。今後も1つのハマり役などをきっかけに開花する可能性も十分ある。【横山慧】