女優奈緒(28)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」(木曜午後10時15分)の第10話が15日に放送され、平均世帯視聴率が6・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが16日、分かった。第1話から5・8%、4・9%、5・0%、5・2%、5・2%、4・9%、5・3%、5・8%、6・1%だった。平均個人視聴率は3・3%。第1話から3・1%、2・6%、2・7%、2・7%、2・5%、2・5%、2・8%、3・0%、3・2%だった。

同局連ドラ初主演の奈緒は、32歳で平凡なOLの主人公・吉野みちを演じる。永山瑛太演じる夫・陽一とは結婚5年目でセックスレス歴2年の夫婦。岩田剛典は奈緒の上司・新名誠役で、田中みな実は岩田の妻でキャリアウーマンの新名楓役。夫婦のセックスレスをテーマに、30代男女のタブーに切り込んだ禁断の恋愛ドラマ。一見幸せそうな2組の夫婦が複雑にもつれ合っていく。

原作はハルノ晴氏による同名コミック。制作陣には、社会現象を巻き起こした14年の同局系連ドラ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で演出を務めた西谷弘氏をはじめ、当時の制作スタッフが再集結した。

第10話で誠は転職でフタバ建設を去った。その日の夜、北原華(武田玲奈)の計らいもあり、みちは新名と2人きりで会うことになる。多くは語らなくても思いが通じ合う2人は、手をつないでバス停へ走った。バスに乗り込もうとするが2人は足を止め、何本かのバスを見送った後「もうどこにも逃げない」と言う誠に、みちもうなずいた。

帰宅した誠は楓に「離婚しよう」と告げる。楓は「分かった」とあっさり答え、その態度に誠は戸惑う。その頃、みちも陽一に「私と離婚してください」と告げる。すると陽一は誰か好きな人がいるのかとみちに尋ねる。みちは新名のことを打ち明けずに「いない」と答えてしまう。

翌日、会社の昇進試験を受けることにしたみちは、田中裕太(北川尚弥)に誘われるままにワークスペースへ向かう。するとそこに誠が現れる。田中が勉強を教えてもらおうと頼んでいたのだ。帰り道「お互いちゃんと解決したら…」と言う誠にうなずくみち。そんな時、誠に急を告げる電話が入る。