横浜流星(26)が12日、日本ボクシングコミッション(JBC)のC級(4回戦)プロテストに合格した。佐藤浩市(62)とのダブル主演映画「春に散る」(瀬々敬久監督、8月25日公開)でボクサーを演じるにあたり、自分自身がプロボクサーになる必要があったという思いが強く、宣伝活動が本格始動するこの段階で、プロテストの受験を決意し見事にライセンスを取得した。
この日、横浜は、フェザー級(57・15キロ以下)程度の体重で受験したという。「去年の4月から映画『春に散る』の役作りでボクシングを始め、そこからボクシングをずっと続けていました。反省点もありますが、やって来たものを全て出しきれたので今はホッとしてます」と喜びのコメントを発表した。
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日本でプロボクサーになるには、プロボクシングを統括するJBCが実施するプロテストに合格し、ライセンスを取得する必要がある。受験するには、日本プロボクシング協会(JPBAに加盟するボクシングジムに所属する練習生であることが条件。年齢は16歳から34歳まで受験が可能。(未成年者の場合、親権者の承諾書が必要)内容は、知識を問う筆記試験、計量、コミッションドクターによる検診、スパーリング形式の実技で構成され、1日のうちに行い、合否を判定。検診は視覚、聴覚、血液、血圧、尿、B型肝炎、胸部エックス線、頭部CTスキャンの検査がある。
ライセンスには、A級(8回戦以上)、B級(6回戦まで)、C級(4回戦)が設定されている。横浜は、11年の極真空手第7回国際青少年空手道選手権大会13・14歳男子55キロの部で優勝し、世界一になった経験はあるが、今回受験したのはアマチュア経験が少ない、あるいは経験のないボクサーが対象のC級だ。
アマを統括する日本ボクシング連盟による資格証明などで特別な技量が認められる選手や他格闘技などの実績がJBCより認められればB級、A級のテストも受験できる。受験料はB級テストは男女とも1万1000円、C級テストは男子6600円、女子1万1000円。
最近では、キックボクシングや総合格闘技で47戦無敗の戦績を引っ提げ、プロボクシングに転向した那須川天心(24=帝拳)が、2月9日に東京・後楽園ホールでB級のプロテストを受験し、合格した。横浜の2歳下で、極真空手に励んでいた中学時代に親交もある那須川は、4月8日に東京・有明アリーナで日本バンタム級2位与那覇勇気(真正)を下し、白星デビューを飾っている。
また、元K-1スーパーバンタム級王者で、現OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹(268=大橋)も、21年1月にB級を受験し合格している。
ちなみにA級は、元WBAミドル級王者の村田諒太氏(37)が、12年ロンドン・オリンピック(五輪)男子ミドル級金メダリストの立場で13年4月に受験し、合格している。



