重篤な細菌感染症のため先月24日に緊急入院していた米歌手マドンナ(64)が、退院後もベッドから起き上がれない状態だとオンラインメディアのTMZが伝えている。

米ニューヨークで意識不明の状態で発見されたマドンナは、集中治療室で数日間過ごし、現在はニューヨークの自宅に戻って静養していると伝えられている。関係者がTMZに明かしたところによると、嘔吐(おうと)が止まらずに寝たきりの状態が続いているという。自宅では長女ローデス・レオンら子供たちが付き添っており、英国のガイ・リッチー監督との間の長男ロッコ・リッチー氏も自宅に出入りする姿が目撃されている。

TMZによるとマドンナは倒れる1カ月近く前から微熱が続いていたが、7月15日に開始予定のツアーの準備に集中するため医師の診察を受けずにいたという。またマドンナが倒れた時、アシスタントがそばにいたと言い、その時から嘔吐が止まらない状態となり、無理がたたって体が耐えられなくなったと伝えている。

一方、米ピープル誌の電子版は、倒れる前日にパパラッチされたという野球帽にサングラスをした全身黒のカジュアルな装いのマドンナがニューヨークの街を歩く姿を掲載し、目立った病気の兆候はみられず背筋を伸ばして元気に歩いていたと伝えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)