お笑い芸人ケンドーコバヤシ(51)主演のCSチャンネル「映画・チャンネルNECO」のドラマ「桃色探訪~伝説の風俗~ 品川編」が12日に放送される。

ケンコバ演じるサラリーマン、梶山恒夫が己の勘と経験を頼りに極上の風俗を追い求める物語で、各話全てで実在の店舗をめぐる。第12弾の今回は派遣型風俗店に出向き、動画撮影が可能な「AVコース」に興じる主人公の模様を描く。このほど日刊スポーツの取材に応じ、今作の魅力や自身の風俗経験について語った。

ドラマではケンコバが人気セクシー女優、神木麗を相手役にネクタイで額にスマートフォンを巻いて“主観風”映像の撮影に挑戦するシーンもある。主観映像はアダルトビデオ界では圧倒的に人気だというが、ケンコバは実生活では「引きの映像が好き」と言い切る。

「僕は(主観映像だと)集中できないというか。最高のシチュエーションは防犯カメラの映像。顔もはっきり見えなくて、画質も粗悪くらいがグッと来る。壁の向こうで足だけ見えているとかでもいい。あとは想像でね。もし、撮影するとしたら部屋の隅の壁に粘着テープで付けますかね。あとは、こんなにきれいな人が自分の相手をしてくれるわけないとも思っているので。謙虚なんでしょうね、僕」とうなずいた。

一方で、頭には「タオルでバイブを挟んだことはある」とも語る。「カブトムシみたいに巻いて、そんなに使う気はなかったですが、パフォーマンスとして両手にも持って、口にも1本くわえて出て行って。そうしたら女の子に『バケモノ!!』と泣き叫ばれました。お店じゃなくて、普通の女の子です」と衝撃エピソードも明かした。

親しくしているという相席スタート山添寛(38)に“伝授”したこともあるといい「そうしたら、彼女にフラれたらしく『どうしてくれるんですか』と言われましたね」と柔らかな表情で振り返った。

今回、役で体験する「AVコース」は撮影前に誓約書などもしっかりと交わすもので、あらかじめ撮影すると分かっているため、盗撮などを防げるというリスクヘッジの効果もあるとされる。ケンコバは「頼んだことはないですけど、今はオプションで結構ありますよね。リスクヘッジが気になるということですが、僕は終わったあとに(女の子から)記念にツーショットを撮らせてほしいと言われて、脱力していたのでOKしたことはありますね。ギャルっぽい子がきたら、その危険性があるということを後輩には伝えたい」と熱弁した。

ドラマには毎度、芸人らがゲスト出演しており、今回はジャングルポケットと共演する。ケンコバ演じる梶山と公園で遭遇する犬の飼い主役をおたけ、梶山に執拗(しつよう)に絡む風俗店の男性スタッフ役を太田博久、居酒屋で取材中のテレビクルーの監督役を斉藤慎二が演じる。ケンコバは3人の話を振ると「申し訳ないですよ。おたけに」とすぐに切り出し「おたけって今、(実家の)もんじゃ焼き屋の方が忙しいみたいで。ぶっちゃけそっちになりたいって言ってるでしょ。そんな中で来てくれっていうのは申し訳ない」と冗談交じりに語った。

相手役の神木については「(セクシー男優の)しみけんさんと話していて、すごいかわいい子がいたって言っていて。神木さんのことでした」と語った。神木とハグを交わすシーンでは監督の意向で何度か撮り直したといい「本当におきれいで、監督にお歳暮贈ろうと思っています」と笑わせた。

CSチャンネル「映画・チャンネルNECO」のドラマ「桃色探訪~伝説の風俗~ 品川編」は8月12日午後11時40分から放送する。【松尾幸之介】