女性デュオ「夏海姉妹(なつみしまい)」が今日6日、「ホテル砂漠」でCDデビューする。
2020年(令2)に80歳で亡くなった作曲家筒美京平氏のお蔵入りになっていた遺作。作品総売り上げ7500万枚以上で、日本の作曲家歴代1位のヒットメーカーの楽曲に、150万枚超のいしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」などでコンビを組んだ橋本淳氏(84)が詞を提供した“ビート演歌”だ。
夏海姉妹は温泉芸者の夏海ジュンとストリッパー夏海愛の姉妹。生き別れになった2人が出会って、デビューという設定だ。プロデューサーのポカスカジャン大久保ノブオ(56)は「どっちがお姉ちゃん、妹とは特別決まってないというか、見る人が決めればいいのかなと」。エグゼグティブ・プロデュサーの高護氏(68)は「十数年前にあるグループのために作られたけど、発売直前に中止になっていました。それを令和の時代によみがえらせました」と話している。
新たな筒美京平サウンドについて、歌手経験も豊富なジュンは「筒美先生の作品はいろいろ歌わせていただいているんですが、その中でもなかなか個性的で難しいなと思いました。ちょっと意外性もあって、今までになかった曲だと思います。理解するまでにちょっと時間がかかりましたが、いい曲になったと思います」。
愛は「ジュンちゃんの歌を聴きながら、コーラスを入れて踊るパートが多いんです。昔っぽくもなく、今っぽくもない独特な雰囲気で、戸惑いもありました。だけど、そこを開拓していくのが筒美京平という人の曲を歌う者の使命なんだなと思いました」と話している。
温泉芸者について、ジュンは「古き良きというか、昔から芸事を生業にしている、すごく品のある職だなと思っています」。デビューのために東京・浅草のロック座にストリップを見に行った愛は「見たことがないセクシーな世界で大丈夫かなと思ったんですけど、私が想像してたものとは全然違いました。本当に美しかった」と振り返った。
“生ける伝説”とも言える橋本氏に会ったジュンは「フェアリー(妖精)に会ったみたいな気分になりました。びっくりというか、存在してらしたというのが印象で、言葉もすごく優しく表情も豊かで、すごい人に関わることができたんだと喜びになりました」。愛は「私は、電話でお話しさせていただきました。もちろん名前も知ってましたが、本当に物腰が柔らかくて優しかった」。
ユニークな設定でCDデビューする2人だが、ライバルとなる目標がいる。「お笑い界の阿佐ケ谷姉妹、そして何の業界か分からないんですが叶姉妹が目標です。歌の方で頑張って、夏海姉妹を入れて“3大姉妹”になればいいですね」と笑っている。【小谷野俊哉】



