日本テレビ系情報番組「ミヤネ屋」が21日、放送された。

創業者の性加害問題に揺れるジャニーズ事務所に対し、財界が一斉に非難の声を上げていることに、コメンテーター橋本五郎氏が「違和感がある」と語った。

ジャニーズ事務所に関しては、経済同友会の新浪剛史代表幹事(サントリーホールディングス社長)が「反省しているかどうか疑わしい」「所属タレントの起用はチャイルド・アビューズ(児童虐待)を認めることになる」。日本商工会議所の小林健会頭(三菱商事相談役)も、社名を「変えた方がいい」とし「継続して使うほど『ジャニーズ』というブランドが巨大なのか、私には分からない」。複数の企業でクライアント離れが進んでいる。

橋本氏は「名前も変えないでひどい会社だといろいろおっしゃるでしょ。でもその経済界の企業も(ジャニーズのタレントを)使ったじゃないですか。責任はどうなるんですか? まったく何も触れないでいいんですか?」と指摘した。

宮根誠司キャスターが「それはメディアも一緒なんですけれども」と語ると、声を張り上げヒートアップ。「経済界で、新浪さんをはじめ、厳しいことを言っている人たちは、それを最初に言ってほしいんですよ。われわれも被害者だというのか、そういう人たちを長く使ってきた企業の責任もありますよと言わなきゃおかしい」とし「なんとなく、私は割り切れない感じがします」と訴えた。