成田凌(29)が主演、小芝風花(26)がヒロイン役を務めるカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「転職の魔王様」(月曜午後10時)の最終話が25日に放送され、平均世帯視聴率が5・5%(関東地区速報値)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から5・4%、5・2%、4・6%、5・4%、4・5%、4・9%、4・5%、5・1%、5・1%、5・3%だった。平均個人視聴率は3・3%。第1話から3・2%、2・9%、2・7%、2・9%、2・6%、2・8%、2・4%、2・8%、3・1%、2・9%だった。

同局系初主演の成田が演じる“最恐毒舌”キャリアアドバイザー来栖嵐(くるす・あらし)は、左足が不自由でつえを突いている。求職者の心をへし折るような毒舌を放つため「転職の魔王様」という異名を持つ。仕事や生き方への悩みを痛烈な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる“転職”爽快エンターテインメント。小芝はヒロイン役の未谷千晴(ひつじたに・ちはる)を演じる。成田と小芝とは初共演となる。原作は額賀澪氏の同名小説。

▼最終話あらすじ

来栖の商社マン時代の同期・児玉雄一郎(小関裕太)が、来栖を訪ねて「シェパードキャリア」へやって来た。エネルギー開発事業を専門に扱う商社に転職した児玉は「俺と一緒にアフリカで働こう」と来栖をスカウト。会社は来栖のハンディキャップにも理解を示しているという。1度はあきらめた夢を再び追いかけられるチャンスに、来栖の心は揺れ動く。

そんななか、3年前に来栖が担当した滝藤航平(駿河太郎)が、37歳にして、学生代からの夢である広告プランナーの職に就きたいと相談に来る。前回、広告代理店への転職がかなわなかった滝藤は、広告宣伝に力を入れる大手食品会社に入社するも、現在は販促イベントの雑務を担当しているという。「可能性がゼロではないなら、夢を追い続ければいい」--3年前の来栖の言葉が忘れられず、再び夢に挑戦しようとする滝藤に、来栖は思わず自分の姿を重ねてしまう。

一方の千晴は、いつもなら迷わず突っぱねるであろう、難易度の高い滝藤の転職を後押しした来栖に、違和感を覚えていた。するとそこへ再び児玉がやって来て、千晴は事故にあう前の来栖が夢を追いかけ、笑顔で働いていた話を聞く。千晴は児玉から来栖の説得を頼まれる。

果たして、来栖はもう1度夢を追いかけるのか、それとも、キャリアアドバイザーとして求職者の転職をサポートする道を選ぶのか。魔王様が最後に出した答えとは。