主演吉岡里帆(30)、恋の相手役を永山瑛太(40)が務めるカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「時をかけるな、恋人たち」(火曜午後11時)の第1話が10日に放送され、平均世帯視聴率が2・9%(関東地区速報値)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は1・6%だった。

吉岡は主人公の常盤廻(ときわ・めぐ)を、永山は恋の相手役・井浦翔(いうら・かける)を演じ、今回が初共演となる。タイムパトロール隊のメンバーとして、時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするタイムパトロール・ラブコメディー。脚本は時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠氏のオリジナルとなる。他にも伊藤万理華、シソンヌのじろう、石田剛太、西垣匠らが出演する。今作が放送されている火曜午後11時開始の30分枠は、カンテレが「火ドラ★イレブン」と名付け、今年4月から新設された。

▼第1話のあらすじ

常盤廻は物事のつじつま合わせが得意な広告代理店勤務のアートディレクター。ひそかに思いを寄せていた後輩の広瀬航(西垣)が婚約したことを知り、失意のどん底に落とされる。その晩、やけ酒をあおり、公園のベンチで一人座っていると、突然座っていたベンチが地面に沈み、目の前に未来人風の男・井浦翔の姿が。翔によると、そこはタイムパトロール基地で、天野りおん(伊藤)、八丁堀惣介(じろう)、和井内秀峰(石田)とともに未来で横行する違法タイムトラベルを取り締まるタイムパトロール隊員だという。

状況が全く理解できない廻をよそに、彼らは新たなメンバーとして廻を迎え入れて…!? 翌朝、目を覚ました廻は、翔たちとの出会いは悪い夢だったのだと再び公園へ。すると、昨晩と同じくタイムパトロールの基地へと導かれ、有無を言わさず彼らのミッションに巻き込まれる。翔たちが見つけた違法トラベラーは、23世紀人の横井大知(泉澤祐希)。

違法なタイムトラベルで令和に降り立ったうえに、路上ミュージシャン・綿谷ジュン(吉澤嘉代子)の音楽にほれてマネジャーとして支えているという。未来人は過去人に影響を及ぼしてはいけない、ましてや恋に落ちてはいけない-。歴史の改変を防ぐため、2人の記憶を消して横井を元の時代へ戻そうとするが、横井は今夜のジュンの単独ライブが終わるまで待ってほしいと懇願する。