ジャニーズ事務所が17日付で、創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題を受けて社名を「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更した。社名変更に伴い、ジャニーズJr.の公式サイトも変更となり、トップページの表記が「ジャニーズジュニア Official Website」から「ジュニア Official Website」となった。

またファンクラブの公式ホームページも「Johnney’s FAMILY CLUB」から、サイト内の表記やロゴが「FAMILY CLUB」と変更された。

同事務所は先月7日の会見で、新社長東山紀之(57)が一度は社名存続の方針を表明していたが、スポンサーやテレビ局はじめ各所から批判を浴びた。今月2日の2度目の会見で東山は社名変更を正式発表。「全て『ジャニーズ』と付くものはなくなります」と述べていた。

同事務所は来月から被害者補償をスタートすることを表明しており、現在は被害者救済委員会による聞き取りなど準備が進んでいる。「SMILE-UP.」は今後マネジメントや育成業務から完全に撤退し、被害者補償が終わり次第廃業する。来月頭までに東山が社長、井ノ原快彦(47)が副社長を務める新エージェント会社を設立する予定で、希望タレントは全員移籍する方針という。新会社はファンクラブの公募で社名を決める。

「ジャニーズJr.」の名称も変更となり、ファンクラブ「ジャニーズJr.情報局」も17日から「ジュニア情報局」となる。