主演吉岡里帆(30)、恋の相手役を永山瑛太(40)が務めるカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「時をかけるな、恋人たち」(火曜午後11時)の第4話が10月31日に放送され、平均世帯視聴率が1・9%(関東地区速報値)だったことが1日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から2・9%、2・6%、2・3%だった。平均個人視聴率は1・0%で、第1話から1・5%、1・4%、1・6%だった。

吉岡は主人公の常盤廻(ときわ・めぐ)を、永山は恋の相手役・井浦翔(いうら・かける)を演じ、今回が初共演となる。タイムパトロール隊のメンバーとして、時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするタイムパトロール・ラブコメディー。脚本は時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠氏のオリジナルとなる。他にも伊藤万理華、シソンヌのじろう、石田剛太、西垣匠らが出演する。今作が放送されている火曜午後11時開始の30分枠は、カンテレが「火ドラ★イレブン」と名付け、今年4月から新設された。

▼第4話のあらすじ

翔に告白された廻は、いずれ記憶を消されると知りながらも翔の気持ちを受け止めようとしていた。浅草での初デートの日、廻は翔と過ごす時間が思いのほか楽しく、浮かれている自分に気づく。しかし浮ついた心は仕事上で思わぬミスを生み、激しく落ち込む。

そんななか、タイムパトロール隊は池浦トシ(田村健太郎)という長期滞在の違法タイムトラベラーを発見。23世紀で売れない作家だったトシは、令和の世界で舞台やテレビに出演するお笑いコンビのツッコミとして注目度急上昇中。廻もファンで、翔とのデートで彼らの漫才を見たばかりだった。

さらに厄介なことに、トシは相方の桜(福田麻貴)と恋愛関係に。早速、廻と翔はトシの元へ向かおうとするが、その矢先、廻は天野(伊藤万理華)から任期があと1週間だと告げられる。当然、タイムパトロールの職務が終われば廻の記憶は消されてしまう。翔は、それでも必ずまた廻に会いにくると熱く語りかけるが、廻はどこか冷静だった。

確保されたトシは、隊員たちを前に、何とか桜と一緒にいられないかと食い下がる。しかし万一、2人がお笑い芸人としてブレイクすれば、未来は変わってしまう。時を超えた恋に浮かれ、今を見失ったトシに自分の姿を重ねた廻は、桜の芸人としての未来を心配するトシに、ある提案を持ちかける。さらに、自身の恋にも決着をつけることを決めた廻は、翔にあることをお願いする。