米映画「スクリーム」シリーズや「イン・ザ・ハイツ」(21年)などで知られるメキシコ出身の女優メリッサ・バレラ(33)が、イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの戦闘に関するSNSの投稿が原因で、「スクリーム」の次回作となるシリーズ第7弾から解雇されたことが分かった。米ハリウッド・レポーター誌やバラエティ誌が伝えている。

「ガザは現在、強制収容所のように扱われている。みんなを追い詰め、行き場もなく、電気も水道もなく…人々は歴史から何も学んでいません。歴史と同じように、人々は今すべてが起こるのを黙って見守っています。これは大量虐殺で民族浄化です」とインスタグラムにストーリーに投稿していた。

また、1カ月前にもストーリーにメキシコ国旗の絵文字とともに、「私も植民地化された国の出身」「パレスチナは必ず解放される」「彼らは私たちを葬りさろうとしたが、私たちが種子であることを知らなかった」と投稿していたという。

バラエティ誌は、内部関係者の話として、バレラの反ユダヤ主義的な主張が降板の原因だと報じている。バレラの代理人は、取材には応じていない。

ハリウッドのストライキの影響で、続編のキャストは現時点で正式発表されていないものの、22年公開の「スクリーム」と今年公開された「スクリーム6」に主演したバレラは、続編にも復帰することが伝えられていた。

「スクリーム」の続編を製作中の制作会社スパイグラスは、「スパイグラスの立場は明白です。我々は、大量虐殺、民族浄化、ホロコーストの歪曲(わいきょく)、または露骨なヘイトスピーチの一線を越えるものを含むあらゆる形での反ユダヤ主義や憎悪の扇動を一切容認しない」とコメントしている。

続編でメガホンを取るクリストファー・ランドン監督は、「これが私の声明です。何もかも最悪だ。叫ぶな。これは私が下した決断ではない」とX(旧ツイッター)に投稿したが、現在は削除されている。

ハリウッドでは、オスカー女優スーザン・サランドンも、親パレスチナの集会に参加して反ユダヤ主義的発言をしたとして、大手エージェントから契約を打ち切られたばかり。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)