櫻坂46が26日、千葉・ZOZOマリンスタジアムで「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」を開催した。

欅坂46時代を含めて初の野外スタジアム単独公演で、2日間で7万2000人を動員。大みそかのNHK紅白歌合戦にも返り咲いた勢いそのままに、熱いライブを繰り広げた。

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気温8度、浜風も吹く寒空だったが、スタジアムは開演早々から熱気に包まれた。山崎天(18)が「Buddies(ファンの愛称)のみんな~! 盛り上がって行くぞ~!!」と呼びかけた。キャプテン松田里奈(24)は「ZOZOマリン、行けんのか!? 楽しんで行くぞ~!!」と絶叫。大歓声を浴びた。

15年8月に欅坂46として結成。メッセージ性の強い楽曲と世界観あふれるパフォーマンスでブレークした。ただ、メンバーの卒業や脱退が続いた時期もあり、コロナ禍の20年には櫻坂46への改名も経験した。昨年は6年間続いていた紅白連続出場が途切れ、涙したメンバーもいたという。

櫻坂46として3年目の今年は、確実に勢いを取り戻した。6月リリースの藤吉夏鈴(22)センターの6枚目シングル「Start over!」がスマッシュヒット。さらに先月発売の7枚目「承認欲求」は、改名後最高となる発売初週45万枚(オリコン調べ)を売り上げた。7月にパリ、8月にマレーシアで初の海外公演も開催。国内外での活躍なども評価され、2年ぶりの紅白出場も決めた。

この日ZOZOマリンを埋めた3万6000人は、同所史上最大の動員数という。終盤の「Start over!」のイントロでは観客も一斉にジャンプ。スタジアムを揺らした。今年1月に加入した三期生の村井優(19)は「一体感をすごく感じて、いつまでもBuddiesの皆さんと心1つでいたいと感じました」と笑顔を見せた。

アンコールで松田が「去年の今の時期、悔しい思いをしたこともあったんですけど、今年は年末、皆さんと締めくくられる日があります」と話すと、大きな拍手を浴びた。ファンへの感謝を伝え「皆さんともっといろんな景色を見たいです」と笑った。森田ひかる(22)は「おっきな会場でライブができてうれしい。もっともっと櫻坂46は高みを目指して4年目も頑張っていきたいです」と誓った。飛躍の1年を締めくくりつつ、スターダムへと駆け上がる4年目がスタートする。【横山慧、玉利朱音】

※山崎の崎は崎の大が立の下の横棒なし