29日、パシフィコ横浜で行われる「いぎなり伝説への幕開け」まであと約2週間となった。日刊スポーツ東北版では今年の大一番にかけるいぎなり東北産にインタビュー。コロナが明け、これまで以上に多忙な日々を送ってきたメンバーに23年を振り返ってもらうとともに「どんな伝説を残して24年へのスタートを切るのか」、その意気込みを聞いた。【取材・構成 浦部歩】

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2023年12月29日。ついに「いぎなり伝説」が幕を開ける。舞台はパシフィコ横浜。いぎなり東北産にとって初の5000人規模のステージだ。皆産で埋め尽くされた景色に出会うため、9人は今年も全力で駆け抜けてきた。

3月5日、仙台PITで「絶対負けないツアー」が開幕。全国11カ所21公演を行い、5月19、20日の東京・LINE CUBE SHIBUYAのファイナルでは、最終日で初披露となった「NIWAKA」など全24曲を熱唱。皆産に新たな魅力を披露した。そして、8月には3rdミニアルバム「THE 東北産」を発売。収録曲「わざとあざとエキスパート」がTikTokでバズり、新たなファンを獲得。「天下一品~みちのく革命~」に続く代表曲となった。さらに7、8月には「TOKYO IDOL FESTIVAl 2023」をはじめ、各フェスに出演。他のアイドルグループから「今最も対バンしたくないアイドル」と呼ばれる存在となった。

メンバーも今年の活動に手応えを感じている。「今年は私たちの激しいライブを見て、泣いちゃったとか、心にぐっときたって言ってくれる人が多いなと感じている」(北美梨寧)「今年はグループの進化を実感した年」(安杜羽加)。23年は、グループをワンランク上のステージに引き上げた年となった。

その総決算が「いぎなり伝説への幕開け」だ。メンバーの意気込みは半端ない。「9人の意志の強さや魂、華やかさ、ギラギラ感を見せたい」(葉月結菜)「感謝の気持ちを込めて、伝説に残るくらいのビッグスマイルを皆産へ贈りたい」(橘花怜)「今年は“本気=マジ”な思いを持って全てに取り組んできた。本気で魂をぶつけるステージにしたい」(桜ひなの)「すごく楽しいライブにする」(律月ひかる)「私たちが見せる激しさで皆産の心に響く伝説を残せたらと思う」(北美)「グループの進化を全部ぶつけられる伝説にふさわしいライブにしたい」(安杜)「5000人の皆産の1人でも多くの人を、私たちの沼に引きずりこみたい」(吉瀬真珠)「伝説に残るライブにして、将来の日本武道館につなげていきたい」(伊達花彩)「今年の集大成。今まで学んだことをぶつけるステージにしたい」(藤谷美海)と熱く、熱く燃えている。

2024年の目標はまだ決めていない。このステージを成功させることに全てをかける。

◆いぎなり東北産 メンバー全員が東北出身の女性アイドルグループ。東北を盛り上げるべく東北を拠点に活動。歌唱力、パフォーマンス力には定評があり、8月9日、3rdミニアルバム「THE 東北産」をリリース。そして、いよいよ29日にワンマンライブ「いぎなり伝説への幕開け」(パシフィコ横浜 国立大ホール)に臨む。