21年に米西部ニューメキシコ州の映画「Rust」の撮影現場でスタッフ2人が小道具の銃で撃たれて死傷した事件で、同州の大陪審は、主演した俳優アレック・ボールドウィン容疑者(65)を過失致死罪で起訴した。

米メディアが報じた。事件は21年10月、西部劇のセットでのリハーサル中に発生。ボールドウィン被告が持っていた銃から実弾が発射され、撮影監督のハリナ・ハッチンスさんが死亡、ジョエル・ソウザ監督が負傷した。ボールドウィン被告は以前のインタビューで、銃の引き金は引いてないと主張していた。検察はいったんは訴追を取り下げていたが、昨年「刑事責任を示す追加の事実が明らかになった」などとしていた。有罪となった場合、ボールドウィン被告には最長18カ月の懲役などが科せられる可能性があるという。