弁護士の紀藤正樹氏(63)が31日までにX(旧ツイッター)を更新。急死した漫画家芦原妃名子さんの原作ドラマ化をめぐる問題を受け、「日本でもエージェント法(制度)を整備する時代に入ったと思います」と私見を述べた。

紀藤氏は、芦原さんが自身の漫画「セクシー田中さん」が日本テレビでドラマ化された際のトラブルをXで報告していたことを受け、「日本はまだまだ契約社会ではありませんが、原作ドラマ化映画化等の契約を結ぶ際には弁護士が間に入ることが当たり前な社会になれば芦原妃名子さんの死は防げたのではないかと思うととても残念です」との思いをつづった。

その後の投稿で、「プロ野球でも代理人制度があるようにハリウッドでも映画ドラマで代理人制度があるように日本でもエージェント法(制度)を整備する時代に入ったと思います」とし、「第三者が入り契約を締結することで原作者側と製作者側の言った言わないの話がなくなります」とメリットを説明。「今回の芦原さんの悲劇をきっかけに口約束ではない契約文化を根付かせるべき時期です。一時的に製作費は上がるかもしれませんが、むしろ原作者側・演者側・製作者側のウィンウィン関係を作り、そのことがむしろ文化を向上させるのではないかと思います。ハリウッドやプロスポーツを見るとそう思えます」とつづった。

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