女優剛力彩芽(31)が16日、都内で、映画「劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血」の公開初日舞台あいさつに出席した。

推理小説の登場人物となり、話し合いながら事件を解決していく体験型ゲームの劇場版。剛力は、主人公の探偵斑目瑞男(劇団ひとり)斑目の助手、村城和兎役を演じ、ストーリーテラーの役割を担った。木村了、文音、元AKB48北原里英らが全てアドリブでの演技に挑戦した異色の作品という。

作品について剛力は「すごかった、としか言えないです。すごかったです。アハハ」と。「ここまで言えなくなるか? っていうくらいネタバレがあって。全部話しちゃいけないんですよね」と明かし、この日は上映後の舞台あいさつも行った後、上映前の舞台あいさつに臨んでおり「さっきと緊張感の差がすごい」と苦笑した。

あらためて出演者の演技について「とにかく今、センターにいさせていただくのが申し訳ないくらい。皆さまが素晴らしいんです」と称賛。「細かいところまでしっかり見ていただきたい。まばたきしないで見てください。それくらい皆さん素晴らしい演技されているので。アドリブじゃない、ウソだー、って思うくらい」と表現した。

北原は「メークルームであいさつするのもスタッフさんが止めるくらい、厳戒態勢でした」と告白。「映画を完成させないといけない、っていう目的は全員の中にあったので、すごく周りを見ながら、探りながらやっていくっていうのは不思議な感覚ではありました」と振り返った。撮影は2日間だったという。「2日目はすごく仲良く撮影できて楽しかったです」と笑った。

タイトルにちなんで最近の一番の事件を聞かれると、「やっぱり、私が今日ど真ん中に立っているっていうことが一番の事件」と答えた。「ストーリーテラーで、助手として、ナレーションも担当していたので。本編を見る前に犯人を知ってしまったという、悲しいことも…」と吐露。「本当に皆さんに私の前に立っていただきたいです」と謙遜した。