お笑いコンビ、オードリーの番組イベント「オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム」が18日、開催された。

同番組は19年3月には、日本武道館で「オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアー in日本武道館」を開催。今回のイベントは23年3月の放送で、ライブ開催が告知されていた。会場は5万3000人の超満員のほか、全国201会場のライブビューイングに5万2000人、オンライン生配信に5万5000人など、およそ16万人がイベントを見届けた。

若林正恭(45)はイベントに向けた体力づくりのために乗り始めた自転車で登場し、ドームを一周。春日俊彰(45)は番組スタッフを引き連れて野球ユニホーム姿で登場した。

会場の中心に現れたラジオブースを前に、若林は「こんばんは、ラジオモンスターです。自転車で来ました。今日はラジオやります」とあいさつ。「オールナイトニッポン」史上初の東京ドームでの番組イベントに、若林は「トーク1本で東京ドームで勝負した人はローマ教皇と、大川隆法だけらしい」と苦笑い。

フリートークでは体力づくりのために乗り始めた自転車で「ウーバー配達員をやっていた」と告白。これまでに54軒配達したといい「マックの配達が多いね。『今度から番号言って』って言われたんだけど、俺CMやってんだぞって思って」と笑わせた。

春日は冒頭「東京ドーム、カスミン」とあいさつ。ファンが掲げるタオルを見つけると「ちょっと若林が多いな」と笑わせながら「まず今日自分が万全の体調で迎えられたことを褒めて欲しい」と話した。

同イベントはラジオ界全体にとっても前代未聞の挑戦。ファンは朝7時からグッズ販売に長蛇の列を作っていた。若林は集まった大勢のファンに「これは新興宗教だわ」と笑わせ、「来てくれた皆さん最高にトゥースですよ。言葉が見つからないくらいの気持ちであふれています。何年後か、お互いトゥースだったらまたやろうよ。また聞いてください」と呼びかけた。

遠くは米・ロサンゼルスから来たファンも。春日は「本当にありがとね。協力してくれた皆さんもそうだけど、来てくれてありがとねって感じです」と感謝した。

イベントのためにテーマ曲「おともだち」を書き下ろした星野源(43)もサプライズで登場。フワちゃん、春日の妻のクミさん、「モノマネ芸人企画」には松本明子、TAIGA、ビトタケシ、ニッチローらも登場。フリートークの他、番組名物「ひろしのコーナー」「死んやめ」も披露。最後はピンクベストとスーツに着替え、漫才で締めた。【加藤理沙】