弁護士の本村健太郎氏(57)が19日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に生出演。性加害疑惑で刑事告訴されているサッカー日本代表FW伊東純也(30=スタッド・ランス)の代理人を務める加藤博太郎弁護士らが同日、大阪地裁に相手側女性2人に対する民事訴訟を行ったことについて言及した。

まず、裁判の流れを整理した。「基本的に民事訴訟の場合には訴える側、原告側が立証責任を負います」と切り出し「現時点では伊東選手の方が、女性2人の虚偽告訴を問題として民事訴訟を起こしたわけですから、伊東選手側が女性2人のやっていることは虚偽告訴だっていうことを立証しなければならない」と語った。

続けて「ただ、今回の流れを見ると、女性2人が刑事告訴しましたと、伊東選手の方で虚偽告訴だと逆に告訴したと。さらに伊東選手側が民事で訴えたと。流れ的にはこの後、女性側が伊東選手を民事で訴えるという流れが予測できます」と女性側からの反訴もあるとした。

さらに「この場合によると民事訴訟に関連して、反訴という形になるかと思います。最終的には両方が訴えていることについて、それぞれ立証責任を負うということになって、最終的にはやはり、性加害があったかどうかが最大の焦点になるだろうと。女性2人の被害者の証言が一番重要になってくる」と解説した。

伊東の報道をめぐっては、ニュースサイト「デイリー新潮」や「週刊新潮」が1日までに、伊東が過去の性加害疑惑で女性2人から刑事告訴されたなどと報道。しかし伊東側は性加害はなかったとして、虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に逆提出し、受理された。

この日に提出された民事の訴状は午前11時半過ぎに受理された。損害賠償請求額は2億243万3131円で、伊東純也に関わる金額が2億円、トレーナーに関わるものが243万3131円。