KAT-TUN亀梨和也(37)が、作家の東野圭吾氏原作のWOWOW連続ドラマ「ゲームの名は誘拐」(6月放送、配信開始)に主演することが20日、分かった。演じる主人公、佐久間駿介は頭脳明晰(めいせき)な敏腕広告プランナー。大型プロジェクトから自分を引きずり降ろした大企業の副社長に一矢報いるため、その娘と共謀して狂言誘拐を企てる。副社長との攻防戦や娘との恋愛模様が見どころで、「だまし、だまされさまざまな思考を持って楽しんでいただけたらうれしく思います」と呼びかけた。

東野作品の出演は18年のテレビ東京系「東野圭吾 手紙」以来約5年半ぶり2度目。「どのような形で映像化していくことができるのか正直プレッシャーもありましたが、スタッフの皆さんと一丸となり撮影を終えることができました」とコメントした。

撮影期間を「僕自身、置かれている状況が大きく動き出すタイミングでした」と振り返る。自身のYouTubeチャンネル開設やソロイベントなど、新たな挑戦を始めた時期とも重なり「自分としても少し覚醒しているような感覚の中でこの作品の時間を過ごさせてもらっていた。撮影を終えて約半年間、時間がたっての放送にはなりますが、出来上がりを非常に楽しみにしています」と語った。

原作の同名小説は03年に実写映画化され、20年には作品を原案としたドラマが中国で制作されるなど、世界中のファンを魅了してきたミステリー作品だ。