櫻坂46の藤吉夏鈴(22)が、今夏公開の映画「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」(小林啓一監督、8月9日公開)で映画初出演、初主演を果たすことが5日、分かった。

藤吉は「お話をいただいた時、本当にありがたく同時にワクワクした気持ちでした。はじめましての方々と出会い、1つのものを作っていけるんだと思うと、うれしく好奇心にあふれていました。初主演を務めさせていただけたことうれしく思っています」と喜びをあらわにした。

高校の新聞部を舞台に、部員たちが大人たちの闇を暴く痛快社会派エンターテインメント作品。藤吉は主人公の私立櫻葉学園高校新聞部の新米記者“トロッ子”こと所結衣役を務める。トロッ子を振り回す破天荒な新聞部部長、かさね役を高石あかり(21)、学園の花形、文芸部部長の西園寺茉莉役を久間田琳加(23)、新聞部の副部長、恩田春菜役を中井友望(24)が務める。

藤吉は撮影を振り返り「不安な気持ちもありましたが、寄り添ってご指導いただき、乗り越える事ができました」と感謝。作品について「真実に目を向け、真っすぐに突き進む姿は頼もしく特有の輝きがあり、この気持ちを何歳になっても忘れてはいけないんだと教えてくれました。所結衣ちゃんに感謝の気持ちです。愛される作品となりますように、祈っています」とした。

メガホンをとった小林監督は、藤吉について「リアルとフィクションの間、はかなさと強さを併せ持つ、今までにないヒロインを作り上げてくれました」とコメント。「彼女達のエネルギーが世の中を明るくしてくれると思います。ここ最近、辛くて目を背けたくなる事ばかりですが、この映画で何か貢献できればうれしいです」とした。

同作品は、日本大学藝術学部・映画学科に在籍中の原案の宮川彰太郎氏が、授業の課題で制作したオリジナル映画の企画書からスタート。日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題が世間を騒がせていたことを受け、高校時代に原案を着想したという。