俳優阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS系連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜午後10時)第7話が8日、放送された。

第7話でも恒例のテロップが出現した。主人公の市郎(阿部サダヲ)が令和の現代でスマホを使って、人生初のエゴサーチにトライ。罵詈(ばり)雑言の嵐で思わず市郎は「やかましいわ、ボケ」と叫んでスマホを投げ捨ててしまう。そのタイミングで「この主人公は1986年から時空を超えて来たため、現在では不適切な発言を繰り返します 言語表現の時代による変遷を描くという このドラマの特性をご理解の上 ご鑑賞ください」とテロップが出現した。

そして、市郎の娘、純子(河合優実)は令和で知り合った美容師のナオキ(岡田将生)の家に泊まるかもと発言したことで、市郎が「チョメチョメしにきたんじゃねーぞ、ブス! 男のくせに美容師? ろくなもんじゃねーよ」と激怒。そのタイミングで「あくまで昭和における個人の価値観です」とのテロップが出現。さらに未成年の純子がワインで乾杯するシーンにも「20歳未満の飲酒は法律で禁じられています」と三たびテロップが出現した。

7話連続でのテロップ登場に、X(旧ツイッター)では「注意テロップの出し方がいい感じでのってきてるね(笑)」「普段ちょっとしたことでテロップ出してるけど、今回ばかりは正解」「注釈のテロップが有れば何でも許される…コレは発明だ カウンターだPUNKだ天才!」などと書き込まれていた。

同ドラマは「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」など愛される作品を生みだした、脚本の宮藤官九郎氏と磯山晶プロデューサーと阿部の黄金タッグ、最高のキャストでお届けする意識低い系タイムスリップコメディー。阿部演じる主人公・小川市郎はひょんなことから1986年から2024年の現代へ。昭和のダメおやじの不適切発言が令和の停滞した空気をかき回すが、市郎の極論が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくことに。タイムスリップしたことで出会う人々との絆を描くヒューマンコメディー。