東大卒の元ロッテ投手で、現在は桜美林大の教授を務める小林至氏(56)が22日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜午後1時55分)に電話出演。ドジャースが大谷翔平投手(29)の通訳を務める水原一平氏(39)を、違法なスポーツ賭博に関与したとして契約を解除したことについて言及した。

水原氏がやっていた賭博は後払いだったとする一部報道について解説した。後払いについて、スポーツ賭博に精通している小林氏は「違法の世界、アンダーグラウンドの世界だけですね」と即答した。

さらに「アメリカでは38州で合法なんですけども、合法州ではライセンスが付与されるんです。その業者っていうのは上場している会社も含めて、信用がきちんと与信されている業者なんですけどね。この合法での賭け金はどうですかね、500ドル。日本円にして5万円以上かけるのは、ほぼ無理だと思いますよ。リミットがかかりますから。そもそもデポジット制であるのと。一部、クレジットカードを受け付ける業者はありますけど。それにしても、そのような大金を賭けるのは不可能です」と続けた。

MCのフリーアナウンサー石井亮次から「アンダーグラウンド、違法だと賭け金を増やせる。さらに後払いにもできる。変な話、株の信用買い、みたいなものですよね」と問われると、小林氏は「ルール無用の世界で賭けたいのならば、違法マーケットに行くしかないっていうのがアメリカの状況ですね。それだけマーケットが厳しくコントロールされてますから」と解説した。

さらに石井から「なぜ違法に行ってしまったと考えられますか」と聞かれ、「想像ですけど、多額の賭けをしたかった、だと思います」と語った。

米大手スポーツチャンネル「ESPN」によると、大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金された容疑があるという。さらに水原氏は前日の開幕戦後のクラブハウスで、選手らの前で自身がギャンブル依存症であることを告白。このような報道が出ること、そして全て自分の責任であることを明かしたとしている。