宮崎県知事も務めた元衆院議員の東国原英夫氏（66）が30日までに自身のYouTubeチャンネル「東国原英夫の『時事砲談TV』」を更新。ダウンタウン松本人志（60）が「週刊文春」発行元文藝春秋などを訴えた裁判について、改めて私見を述べた。

松本をめぐっては昨年末、「週刊文春」に過去の性的行為強要疑惑を報じられたが否定。文春側を被告として訴訟を起こし、約5・5億円の損害賠償等を請求した。今月28日、第1回口頭弁論が東京地裁で開かれた。

東国原氏は、文春記事をめぐる「真実相当性」などの争点に言及。「真実相当性の部分に恐らく、焦点が絞られていくんじゃないかなと」などと話した。そして「それで恐らく、松本氏側の弁護団のゴールとしては、裁判所が”真実とまでは言えないが、真実と信じるに相当の理由があった”、もう1回言いますね、”真実とは言えないまでも”、この1行を裁判所からいただきたい。つまり、松本氏側にしたら”真実とまでは言えないが”という裁判所の一言を引き出すというか、盛り込ませるというか。”真実とまでは言えないが”…この一行は重要ですよね」などと、裁判をめぐる松本側の”狙い”の1つを推察した。

そして「松本氏側はその後”あの強制的な性行為はなかったんですよ”と（言える）。”裁判所が真実とまでは言えないと言ってるじゃないですか”と。ここがポイントじゃないかなと思うんですね」などと続けた。

第1回口頭弁論に松本は出廷せず、代理人弁護士3人が出席。文藝春秋側も代理人弁護士ら2人が出廷した。訴状陳述などの確認を行い、5分弱で終了。次回は6月5日に行われる。