静岡県出身のピン芸人でタンバリン奏者のゴンゾーが4日までに、X(旧ツイッター)を更新。2日に突如、辞任を表明した川勝平太静岡県知事について言及した。

ゴンゾーは、電撃辞職を表明した川勝氏について「JR東海に対するリニア開業遅延に伴う損害賠償が発生するように思うので、それを次の知事と県民におっ被せて逃げるつもりの通せんぼおじさん」と苦言を呈し「コシヒカリ発言の時に辞めていれば、リニアも27年には乗れるようになっていたかもしれない」と私見をつづった。

また、川勝氏が辞任の理由について「リニア中央新幹線開業の延期に区切りがついたこと」などと説明していると伝える記事を引用。「やはりただの通せんぼおじさんでした」と書き出し「静岡出身者としてリニアの開業を心待ちにされていた方々に申し訳ない気持ちであります。静岡県は魅力あふれるところです。難しいかもしれませんが、どうか嫌いにならないでください」と呼びかけた。

川勝氏は静岡県庁で1日に行われた入庁式で新入職員に対し「情理を尽くして、自分の正しいと思う信念を貫くことが大切」とした上で「県庁は別の言葉で言うとシンクタンク。毎日毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、ものをつくったりとかいうことと違って、基本的にみなさま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」などと発言した。批判の声が相次ぎ謝罪の言葉を述べたが、「言葉が不足していた」などと撤回はしないとの意志を示した。また辞任の理由を「不適切発言」と「リニア中央新幹線開業の延期で区切りがついたこと」などと説明した。