お笑いコンビ「コロコロチキチキペッパーズ」のナダル(39)と、霜降り明星せいや(31)が6日、大阪・東大阪市にある母校近大の入学式に、サプライズゲストとして登場した。

新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われた20年の中止、21年のオンライン開催、22~23年の2部制での開催を経て、5年ぶりに約8000人の新入生が一堂に会した。

07年に農学部水産学科を卒業したナダルは、新入生からの「ナダル~」という“熱い”声援に「めっちゃ元気良かったんですけど、『さん』は付けよ。僕は『ナダル』で良いですけど、つんく♂さんにだけは『さん』付けろ」とぶち切れ。「先輩ってことは忘れるなよ」と、新入生に守るべき心構えを強調した。

一方、15年に文芸学部文化学科を卒業したせいやは「何年かやらしてもらって初めてウケました。いろんなボケ試してましたけど、今日ようやく笑い声が聞こえて、芸人というのを思い出しました」と振り返った。

近大は毎年8000人もの入学生がいるだけに卒業生も多い。ニッポンの社長ケツやユニバース川瀬名人、ヒコロヒーなどお笑い芸人にも卒業生は多いが、せいやは「変なやつばっかり」とバッサリ。ナダルも「まともなやつが1人もいないんでまとまらない」。芸能界の近大OB会も存在しないという。

それだけに、せいやはOB赤井英和の名前を挙げ、「赤井さんに『焼き肉やろう』とかやってもらいたい」と赤井を中心にしたOB会の発足に期待したが、ナダルは棒読みで「やれたらええですね…」。あまり乗り気でない反応に、同席した12年ロンドン五輪の競泳女子背泳ぎ銅メダリストの寺川綾氏から「やりましょう!」と背中を押されていた。