NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜午前8時)の第7話が9日に放送された。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、華族の令嬢・涼子(桜井ユキ)、最年長の梅子(平岩紙)、留学生の香淑(ハ・ヨンス)とお昼を食べるようになった寅子(伊藤沙莉)だったが、誰とも群れない山田よね(土居志央梨)とは距離が縮まらないでいた。世間の風は冷たく、新聞は寅子たち女子部の新入生を面白おかしく取り上げる。そんな中、法改正が延期になるとの知らせが届く。動揺する中山(安藤輪子)を慰めようとする一同に、よねは冷たい言葉を浴びせる。

そんなよねが外に出て行く。気になった寅子はよねを尾行するうちに、東京地裁の裁判を傍聴することになる。

小気味よいペースで物語が進んだ。傍聴マニア? として田中要次が演じる笹山らも登場した。ネットでは「今日も面白い」という感想が相次いだ。

X(旧ツイッター)には「名木クン、くるくるからの」「尻餅の異名…。かわいらしいけど」「しろめ向いてる学生(笑)」「先生より先生な山田よねさん」「おじいちゃん教授の授業w」「鮫島~!!じゃなく竹中~!!キリトリ野郎め!」「トイレ問題、やっぱりね」「泣き虫中山さん」「婦人の弁護士資格が取れない」「追いかける寅子」「お節介はヒロインの特権」「あ!あのいつものBK俳優さんだ!」「めっちゃ目立つ尾行」「傍聴マニアさん」「よねさんも傍聴マニア?」「いざ、参戦。判決に何か言いそうやな、寅ちゃん」「やっばい!面白い!」「こりゃまた明日が楽しみになる展開」「男性にはつまらなくても、女性には切実な裁判ってあるよね」「尾野さんのナレーションもいい」などとコメントが並んだ。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。