俳優でお笑いコンビあさりどの川本成(49)が13日、東京・池袋のシアターグリーンで主宰する劇団「時速246億」の舞台「さよう、ならば、また、」(21日まで同所)の初日公演を行った。

川本の作・演出。廃校となる高校を舞台に、屋上にすみ着く12人の地縛霊たちの出会いと別れを描く。2チーム、ダブルキャストの出演者24人は全てオーディションで、350人の中から選出した。お笑いコンビ、にゃんこスターのアンゴラ村長(29)は「キング・オブ・コントに優勝するにはお芝居が必要」と応募して選ばれた。地縛霊たちがそれぞれの思いを繰り広げていく発想といい、川本は「350人を24人に絞ったということは、お別れをした人が多いということ。非常にせつない“最短の出会いと別れ”を、設定を地縛霊にして描きました」とアピールしている。【小谷野俊哉】