NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~金曜午前8時)の第11話が15日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、寅子(伊藤沙莉)が2年生になって半年が経ち、新入生や同級生も減り女子部存続の危機に陥る明律大学女子部。寅子は先輩の久保田(小林涼子)や中山(安藤輪子)と宣伝するために法廷劇を上演することになった。実際の判例を元にした演目「毒まんじゅう殺人事件」で脚本を涼子(桜井ユキ)が担当することになった。よね(土居志央梨)は居場所を守るためにと参加すること告げ、寅子は喜んだ。そして準備のため寅子の家に集まり衣装制作を行うことになった。そこで飲み物を持ってきた花江(森田望智)は、久保田ら会話で浮かない顔をした。

鈴木奈穂子アナウンサーが「うわ~、最悪のタイミングで」と朝ドラ受け。博多大吉が「元々、ほら同級生で、お兄さんと結婚されてあの家に入っていたから、ちょっと複雑ではあるよね」。鈴木アナは「近くで寅子チャンがみているでしょうし、思うところもあったんでしょうけど」とコメントした。大吉が「問題は山積みですよね、体のこととかもあるし、お手洗いのこともあるし。だって(同級生の数が)60人が20人に減っていますから。先週、僕が数が多すぎて、名前が覚えられないと言ったから。自意識過剰かもしれないけど、ちょっと責任を感じております」と話した。

同ドラマは日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。