演歌歌手の走裕介(50)が、新曲「雫(作詩・松井五郎、作曲編曲・蔦将包)/あの空を仰ぎ見て(作詩・松井五郎、作曲・幸斉たけし、編曲・蔦将包)」を17日に日本コロムビアから発売する。15日、都内でマスコミの取材に応じ、楽曲に込めた思いなどを明かした。

走にとって20曲目となる「雫/あの空を仰ぎ見て」はダブル表題曲として収録され、前に進んでいくというテーマを込めた楽曲。「雫」について「一滴の雫が集まって、せせらぎになって川になって大河になっていく内容。詩の内容のように人生もそうありたいなという曲です」と語り、「あの空を仰ぎ見て」は「人生の応援歌のような楽曲という位置付けです」と、それぞれの魅力を伝えた。

4月でデビュー16年。これまでの歩みを振り返り、「あっという間だったのいうのが率直な感動。予想もしなかったうれしかったこと、数え切れない出会いもありました」と回顧。中でもコロナ禍は印象的な期間だったとし、「この時代だったから、配信だったり新たなアイテムを使って…」と歌手生活に思いをはせた。

デビュー20周年も視野に入るだけに、今後の目標について「レコード大賞で大賞取ること、紅白歌合戦に出るのは目標でもあります。武道館でもコンサートができるような歌い手になりたいなと思います」と描いた。「名前は走りですけど、そこに向かって走って行けたら」とひた向きに進んでいく。