NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜午前8時)の第12話が16日に放送された。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、悪気なく花江(森田望智)をお手伝いさんと間違えてしまった留学生の香淑(ハ・ヨンス)。花江は笑って流すも、寅子(伊藤沙莉)には「嫁に来た人の気持ちはわからない」と言う。そんな折、よね(土居志央梨)は涼子(桜井ユキ)が書いた法廷劇の脚本を「甘い」と批判。寅子はよねに「人の本気に上も下もない」と反論し、言い合いになる。一方、はる(石田ゆり子)もひそかに花江との関わり方を悩んでいた。

そして行われた法廷劇。熱演する寅子らをよそに、男子学生らが野次を入れる。上演中だったが、よねが学生に対して怒りをあらわにする。

法廷劇が大荒れとなり、ネットでも反響があった。

X(旧ツイッター)には「花江ちゃん…怖いわ…」「空気重っ」「なにこのドSぽい執事」「ちゃん、執事に叱られちゃった…?かわいそう」「酔っぱらい男爵夫人キター」「お母様…怖い…」「ドロドロの桜川家」「女は楽に稼げるに激しく反応する山田よね」「なんだろう、今のテレビCMみたいだw」「あ、よねさん言っちゃった…」「寅子よく言った!」「寅子の『はて?』からのロジック発動!」「尾野真千子の今のモノローグ、最高」「あの記者!」「トラちゃん演技うまい」「寅子が吠えたー!」「程度の低い男子学生しかいなかったのかよ 手を出したから男子学生の負けだわ」「すごい終わりかたしたな」などとコメントが並んだ。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。