歌手の吉幾三(71)が17日、YouTubeチャンネル「吉幾三チャンネル」を更新。「機内で横柄な態度の国会議員」を同チャンネルで告発したことで、吉による取材活動や新たな告発を求める手紙が寄せられていることを明かし、「週刊誌や新聞じゃないから」と投函(とうかん)の自粛を求めた。

吉は昨年5月の動画で、飛行機のファーストクラスに座っていたという国会議員が「横柄な態度」で客室乗務員らに接していたと告発。先月の動画で、現役キャビンアテンダント(CA)から寄せられたとする手紙を公開するかたちで、当該議員が自民党の長谷川岳参院議員(53)だと公表していた。

今回、吉は「いろんな方から手紙が来るんですよ、誰とは言わないけど国会議員の苦情とか来て」と、告発が尾を引いている様子を説明。「取材して、ビシビシやってくれって言うんだけど、うちは週刊誌じゃないから」と断じ「一個人をどうのこうの言ってるんじゃない。手紙を送られても困るから」と動画を公開した趣旨をあらためて説明した。

吉は寄せられた手紙について「全部、目は通すけれども、みなさんが希望するような『もっとやれ、もっとやれ』というようなことは、うちは週刊誌や新聞じゃないから、できないから」とあらためて言及。「送ってくる人も、これから書こうと思っている人もやめていただきたいんだよね、申し訳ないけれども」と、恐縮気味に謝った。

さらに「気持ちはよく分かる。だから目は通しますよ、目は通すけど」と理解は示した上で「終わった話は終わった話で次に行きたい」と断言。「何かあったら言いますよ。でも取材してくれ、とか、もっと徹底してやってくれとかは、聞けません。ごめんね」とした。