国際弁護士の湯浅卓氏(68)が21日、TBS系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。ドジャースの大谷翔平投手(29)の銀行口座に不正アクセスし違法賭博胴元に送金したとして元通訳・水原一平容疑者(39)が銀行詐欺容疑で訴追された件について、米国における最新情報などを解説した。

メイプル超合金カズレーザーから「これだけの巨額な、マフィアの金を30億以上踏み倒しているという形じゃないですか…水原さんは。これで刑務所に入ったら、身の危険があるんじゃないか。そういうのをよく聞くんですけど」と水原容疑者が”マフィアから狙われる可能性”について聞かれると、湯浅氏は「素晴らしくスリリングな質問です。そこで役に立つのが実は、バレロという代理人が、実はイタリア野球を2年間、イタリア現地でやっていた男なんですよ」と、大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏の名をあげ、マフィアの発祥地とされるイタリアとの関係を解説した。

そして湯浅氏は「彼(バレロ氏)はポルトガル系アメリカ人なんだけれども、だから、イタリア本土ともつながりがあるし、表も裏も知っていると。そういう意味では、いまだにもし万が一、水原容疑者とバレロとの友情が続いていれば、結果的に少し守ってくれる可能性はゼロではない」と推測した。

カズレーザーが「バレロさん、マフィアみたいなものにもちょっと、声をかけることができるということですか?」と質問すると、湯浅氏は「バレロさんはもちろんマフィアではないし、マフィアとは関係がないが、バレロさんの”友達の友達”にはマフィアがいるのはそれはもう、業界的にはあり得ること以上の、常識中の常識です」との私見を示していた。