人気美容家の神崎恵が21日、大阪市内で初の料理本「神崎恵のおうちごはん-さあ、なに食べる?」(23日発売)のサイン本お渡し会に出席。先着300人にサイン本を手渡し交流した。

3人の男子の母である神崎は美容家として活動するかたわら、家庭での料理やお弁当をSNSにアップ。ファンとのコミュニケーションをはかってきた。料理に対する質問も寄せられ、このたび自身初となるレシピ本を出版。「本当は倍くらい載せたかった」と笑いながらも、127レシピを厳選した。

「しょうが焼きや唐揚げとか家でなじみのある味がテーマ。見るも美しいお料理って世の中にたくさんありますけど、“かーちゃんの味”をテーマに作った。意外と家の味ってなくなってきてると思う」と話し、豪華で見栄えのする料理よりも日常のテーブルに並ぶ料理を重視。「時短で日々料理するのってなかなか難しいですけど、いかにラクしておいしいものをつくれるかというのを大事にしてます」とアピールした。

神崎にとって、3人の子供たちとの食卓は貴重な時間。ポテトグラタンや肉じゃがなど芋料理が好評で「お母さんの味で落ち着くこともある。私も母の味にエールをもらったので、私もエールを送れたら」。思春期の会話が少ない時期も「お弁当をちゃんと食べてるのを見て安心したり、好きなものを残していたら心配したりと、言葉では交わせないコミュニケーションを食べ物を通じてできた」と振り返った。

恋愛において「胃袋をつかむ」のが効果的ともいわれるが、「男性って揚げ物とかハンバーグとかシンプルな慣れた味がいいですよね?」とにっこり。「手の込んだものじゃなくて、日々飽きずにおいしいねって言えるものもたくさん入ってるので、自分の味にしてもらえるといいな」とオススメしていた。